株式会社日本経営

組織の変化を成功させるヒント

著者名

外池 薫子

2024年7月8日

時代の変化に対応する難しさ

現代は急速に変化する時代です。このような環境の中で、変化に適応しなければならないと感じながらも、現実ではなかなか前に進めないことも多いのではないでしょうか。

また、みんな「もっと患者さまのためになることをしたい」「もっと働きやすい環境にしたい」と思う気持ちは同じであるにもかかわらず、経営陣と管理者と現場には認識のズレがあり、うまくいかないことが多く、お互いに疲弊しているということはないでしょうか。

変化の壁とその影響

新しいことを始めよう・変化を起こそうとすると、否定的な意見が出てくることがあります。皆さんの組織では変化に対してどのような反応が想定されますか。

変化に対する意見は必ずしも間違っているわけではありませんが、影響力があるため、全体の足並みを乱してしまうこともあります。人は現状を維持していることに安心感を抱くため、意志を持って変わろうとしていても、次第にその意志が弱くなり変化を好まなくなります。そして、結果として、組織全体がネガティブな雰囲気に包まれてしまいます。

私たちの取り組みと解決策

私たちは、こうした状況を何とか打開したいという法人さまと共に現場改善を進めています。私たちのスタンスは、「自分たちで変化できる組織」を目指すことです。しかし、言うは易し行うは難し。実現させることは容易ではなく、今のやり方を変えていく勇気と覚悟が必要です。

パレートの法則から派生した「2:6:2の法則」によると、積極的に動くのは2割のみで、6割は普通に動き、残りの2割は動きづらいと言われています(働きアリの法則とも言われています)。このような構造は組織にも当てはまります。特に、動きづらいとされる2割の声は大きく、6割のメンバーが影響を受けてしまうことが多いのです。こうした状況を防ぐためにも、リーダーがしっかりとした方向性を考え、積極的に動く2割のメンバーに科学的に証明された正しい手法を伝え、実行してもらうことが重要です。また、これを実行するときには、6割のメンバーも巻き込みながらスピード感をもって進めることが求められます。

ただし、動きづらいとされる2割が全く悪いわけではありません。特に医療業界では「安全」や「リスク」に敏感であることが必要です。こそのため、変化に対するプロジェクトが得意ではないからと言って、その人たちが「できない人」ではないのです。ここを正しく理解していなければ、将来的にはうまく活動することができません。組織には様々な役割があり、輝く場所も異なるのです。だからこそお互いを「尊重」することを忘れてはいけません。

私たちはメンバーの皆さまを尊重しつつ、変化に前向きなメンバーを巻き込みながら「自分たちで変化できる組織」を支援しています。

第三者の必要性とその効果

私たちは、役割分担や進め方、そして実践するための環境づくりに関して、プロとしてサービスを提供しています。私たちが意識しているポイントは以下の通りです。

  • トップダウンとボトムアップの合わせ技(役割分担)

  • 時に必要な調整弁としての役割の遂行

  • 自走に向けた育成と実践

第三者だからこそ、新しい手法を正しい形で伝えることができ、内部では言いづらいことも伝えることができます。また、困っている人を励まし、相談役としてサポートすることも可能です。私たちはこれらの点を意識しながら、組織が自ら変化できるよう支援しています。

今日から動くか?が明日を変える分かれ道

変化の必要性を感じている今こそ、一歩を踏み出すときです。

私たちと共に、未来を見据えた組織づくりを始めましょう。現状に満足せず、前進する勇気を持ちましょう。今日のあなたの行動が、組織の未来を変える力となります。

この記事を書いた人

著者名

外池 薫子

役職

業務プロセス改善コンサルティング部
課長代理
米国リーン認定コンサルタント

現場の答えを一緒に見つける「伴走型」コンサルタント。人事制度構築・ 人材教育の知見も豊富。

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