―地域病院KSの改善活動
「話せる場」が続いている理由
現在、改善活動は継続しています。
取り組んでいる内容は、在庫管理や物品整理、記録の簡素化など、日常業務に直結するものです。
大きな制度変更ではありません。
しかし、現場の負担に直接影響する取り組みが積み重ねられています。
目に見える成果
成果として挙げられたのは、残業時間の減少です。
業務の整理や記録の見直しが、時間の使い方に変化をもたらしました。
劇的な変化ではありませんが、確実な変化です。
継続の仕組み
改善が続いている理由の一つは、月2回のプロジェクト会議です。
師長会とは別に設けられている場で、各病棟の師長や主任などの役職者が集まります。
固定メンバーではないため、その都度雰囲気が異なります。新しい視点や意見が出ることもあります。
師長が課題と認識していないことでも、現場により近い主任から指摘が出ることがあります。
そのやり取り自体が、改善の種になっています。
「同じことで困っている」という共有
効果的だった仕組みとして挙げられたのは、改善について話し合う場ができたことです。
他病棟でも、似たような困りごとがあることがわかります。
「うちだけではない」
その認識が生まれます。
それぞれがどう対応したのかを共有することで、新たな方法が広がっていきます。
改善は、個別の工夫から始まり、共有を通じて広がっています。
ツールの課題
今後より効果的に続けていくための課題もあります。
改善のためのツールは複数ありますが、どの段階でどのフォームを使えばよいのかが分かりにくいという声があります。
一つにある程度まとまっていると使いやすいという意見もあります。
また、看護部だけで完結する改善には使いやすいものの、事務や他部署と連携する際には、ツールだけでは不十分な場面もあります。
いまの状態
この病院の改善活動は、派手なプロジェクトではありません。
現場に近い立場の声が上がること
困りごとを共有できること
それぞれの対応を持ち寄れること
その積み重ねが、残業時間の減少という形で表れています。
改善は、いまも続いています。















